島倉千代子の元夫、藤本勝巳氏のことなど
歌手、島倉千代子さんが亡くなった。
「この世の花」「東京だョ、おっ母さん」「からたち日記」など大ヒットを飛ばした昭和を代表する歌手のひとりだった。
青春の一時期、歌謡曲を盛んに聞いた身としては、淋しくて、悲しい。
「この世の花」も「東京だョ、おっ母さん」もよいですが、「からたち日記」が、私はとても好きです。
しかし、島倉千代子さん、芸能生活での華々しさの一方で実印を他人に預けたばかりに途方もない借金を背負うことになったり、乳がんになったりと苦労も多い人生だったに違いない。
阪神の藤本と言えば、今の若い人たちは、藤本敦士選手を思い浮かべるだろうが、年配の阪神ファンだったら、藤本勝巳選手のことに気持ちが行く人もけっこういるのではないだろうか。
藤本勝巳は、和歌山県、南部高校を卒業し、大阪タイガーズに投手として入団したが、ほどなく、外野手に転向した。
1960年にホームラン王、打点王の2冠を獲得している。
白黒テレビの巨人―阪神戦、4番打者として打席に立つ藤本が記憶にあるが、この頃のことだったのだろう。
天覧試合でのホームランは、私もテレビで観ているはずである。
選手としては、いい時代は長くは続かかった。
30歳で現役を引退しているのである。阪神の4番を打ったにしては、
私的には、早過ぎる引退の感がある。
歌手、島倉千代子と結婚したのは、1963年、彼の絶頂期ではなかった。
ガクンと成績を落としたシーズンだった。
そして、6年後に離婚。
阪神を退団してから、藤本勝巳は、水商売に転身した。
離婚には、それなりの理由もあつたに違いないのだが、もし、離婚していなければ、島倉千代子は借金問題に苦しむこともなかったのでは、などとつい考えてしまう。
(参照、Wikipedia)