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今、旬の話題を中心に独自の切り口、考えを、一度は創作の分野で原稿料をもらった筆力をもって展開していきます。

吉田沙保里(歓喜)上野由岐子(悔しい)松井千夏(涙)、バッハ新会長はどうでるか?

レスリングが最後の種目に決まった。

下馬評通りとも言えたが、野球・ソフトボールとスカッシュは残念だった。

 

とに角、レスリングが、除外候補になったというニュースが流れた時は、何で?としかいいようがなかった。

 

私の中で、レスリングは、古代ローマに通じていて、歴史あるスポーツとしてオリンピックを代表する種目のひとつだったからだ。

世界中のレスリング関係者誰もが、驚き、国内においては、インタビューを受けた吉田沙保里選手の表情が茫然自失の感があったのも十分理解出来ることだった。

なぜ、レスリングが、除外対象になったのか、ロビー活動の問題、国際レスリング連盟とIOCとの距離、ルールが分かりづらいなどいろいろ言われているらしいが、ここでは、言及せず、とにかく、国際レスリング連盟は会長を交代させ、ルール改正をし、女子の階級をふたつ増やした。ロビー活動もそれなりにしたに違いない。

 

どの種目になるのか、レスリングは、IOC委員の投票1回目で過半数をとった。

 

吉田沙保里は、歓喜し、板橋イナリ通り商店街で現役続行を宣言し、翌日のスポーツ新聞には、ママでも金の文字がデカデカと載った。

本気モードだ。凄いなあ。だけど、後7年間体力を維持できるのか。体重が今より軽い階級で出るということだが、これまた大変なような気がするのだが。頑張って欲しいが、若手も負けずにと言いたい。

 

野球・ソフトボール、これが除外されたのは、やはり、世界的規模で見た時、広まっている国が少ない。これは、ウイークポイントに違いない。

だけど、オリンピックで、アメリカを破って金メダルを取った時の感動的な光景は忘れられない。

悔しそうな表情をしたソフトボール、上野選手、日に焼けた少年っぽい表情。

レスリングが除外対象になって、レスリング、レスリングと騒がれている中、上野選手の姿が私の頭の片隅にあった。

スカッシュ、私が知らなかっただけで、これまでも、新しい種目として候補にあがってきた種目なのだった。このスポーツは、野球・ソフトボールとは逆に国内では認知度が低い。だが、世界では2000万人ほどが行っているメジャーなスポーツなのである。

 

テレビを観て結果を待つスカッシュの女子の松井千夏選手。結果発表に号泣していた。ずっと、オリンピックの種目にスカッシュが加わることを夢見ていたんだろうな。美人アスリート。ただ、かわいそう。

 

 けれど、ここで、ひとすじの希望の光がーー。

 

カナダのIOC委員が、野球・ソフトボールは、日本で盛んなスポーツであり、種目に加えられる可能性が十分にある。また、スカッシュは、余りお金がかからず出来る競技なので、種目に加えることが出来る、と発言した。

 

会長が変われば、競技種目に対する考え方も変わる、増やすことは可能らしい。ならば、ぜひ、野球・ソフトボールとスカッシュを種目に加えて欲しい。正式種目でなければ、公開競技でもいいと思う。上野選手と松井選手のバンザイを見たい。

こんなことを思っているところにIOCの新会長が決定した。これまで、副会長をしていたドイツのトーマス・バッハ氏が就任することになった。野球・ソフトボール、スカッシュが東京オリンピックで観られることを期待しよう。