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背番号16(巨人軍、永久欠番)、川上哲治さん、逝く

日本プロ野球界の宝がお亡くなりになったとの報道が昨日なされた。

 川上さんは、子供の頃、私が、有名選手として、初めて知った野球選手ではなかったか。

ヒットを打つ名手として私の頭の中に入ってきたのだと思う。

巨人軍、4番川上が打った1,2塁間を抜けたヒットの

白黒の映像が私の記憶の中にはっきりある。

 

 構えが堂々として風格があった。

 

 赤バットの川上、弾丸ライナー、打撃の神様

様々な言葉がひとりの名選手から作られた。

当時、私より少し上の野球少年達の憧れの選手であったに違いない。

絶好調の時にはボールが止まって見えた、との自らの言葉も有名な話である。

背番号16は、巨人軍の永久欠番(誰もつけられない背番号)となった。

 

 そして、王、長嶋を擁してのV9の監督。

これも大変な偉業である。

ペナントをとり、日本シリーズを勝ち抜く。

これを9年連続で達成するのだ。

気の遠くなるような話である。

 

野球の歴史は、今後とも作られ続けるだろうが、

おそらく、2度はないだろう。

 

 心よりご冥福をお祈りいたします。